(1)製作について

作れない病を克服する為作りました。 模型屋の棚の下に古〜い箱があり 小池繁夫さんの箱絵なのでGETしました。 部品は細かく美しい凹筋彫りで合いも良いです。 欠点はキャノピーの筋彫りが間違えているようです。大変気になる所ですが 目的は作れない病克服なので何もせず(左翼の前照灯は透明ライナーで作りましたが)・・ひたすら組み合わせ・・貼って・・塗るだけ・・・。

(2)雑感

昭和10年「航空作戦のため迅速な情報収集と連絡にあたる高速連絡機」という名目で2機の試作機が三菱に指示された。 試作2号機は朝日新聞社が譲り受け「神風号」として大活躍する。  昭和12年4月6日イギリス国王エドワード6世の戴冠祝賀に向かった「神風号」は15,357kmを94時間17分56秒(実飛行時間51時間余)でロンドンに到着した。 日本人が開発し製造したエンジンと飛行機が、 日本人の操縦で記録を作ったので日本中が大騒ぎになったという。(詩人北原白秋は「亜欧の一線征して雲なし。 輝く秒刻、記録の更新、見よ見よこの日、躍進日本、亨け、亨けこの声、飯沼、塚越、涙ぞ、どよめく同胞一億」という感激の詩を寄せている。 飯沼飛行士  飯沼飛行士記念館)  制式採用後、中国戦線へ投入され各地の隠密偵察に活躍した。 性能向上のため発動機を瑞星に換装されたU型とあわせて総数437機が生産された。

(2004/7/16)