(1)製作について

フロート着きの機体も制作意欲をそそられるものです。 缶スプレーで塗装してみました。バランスを前方に取る必要があり、お手軽にパテをフロートに入れたところ、 「ひけ」が起きて綺麗なフロートラインは台無しになるし固まると軽くなるらしく重心が後ろに行ってしまいました。 ・・・と前作の失敗を繰り返さないよう再製作は鉛の板を丸めて瞬間接着剤で固めています。

再度製作した2式戦。同じカレンダーを使っての合成写真です。(2011/8/18)

(2)雑感

島伝いに前進基地を作って陸上基地が完成するまでの役割だった筈の水戦が、中国戦線であまりにも活躍したので、その後も 次期水戦の「強風」の開発に繋がってしまったと云う。しかし、その機体がベースで紫電になり紫電改になり、零戦の次期戦闘機の開発に遅れをきたしていた海軍に 助太刀を提供した。”禍福はあざなえる縄の如し”。1つの成功は考えることの嫌いな人間にとって惰性を貪らせる。日本海戦で大勝利したが為に 戦艦決戦の戦略から離れられなかった、海軍参謀本部のように・・・・。

再製作した2式戦です。(2011/8/18)

写真はジオラマです背景はカレンダーを使いました。

(2001/5/4)