(1)製作について

模型館を眺めていると日本軍機の特徴でもある水上戦闘機が少ないと思い、幸い在庫が有るのでこの機会に作ろうと棚を漁っていたらアオシマの紫電改が見つかったので同時期製作に踏み切りました。

(2)雑感

海軍は南洋諸島に侵攻した際の飛行場完成までの制空権確保を目的として,本格的な水上戦闘機の開発を昭和15年(1940年)に決定した。 水上機は第二次世界大戦頃には観測や偵察任務用がほとんどで、本格的な空戦を行える水上機の開発は日本のユニークなものであった。 昭和18年(1943年)12月に制式採用されたが、既にその時期にはソロモン方面の戦いはアメリカ軍の勝利で決着し、日本は守勢に回っており、本機の活躍の場はほとんど無く97機で生産は終了した。制式採用と同時に強風はインドネシアのアンボン島やマー半島西岸沖のペナン島に展開していた水上機部隊に配備され、B-24やそPB4YおよびB-29の撃墜破を報告している。一方、日本本土では佐世保航空隊や大津航空隊(琵琶湖)に配備されて防空任務についていたが、戦績はほとんど皆無であった。本機は陸上機に設計し直した紫電と紫電改が層流翼や自動空戦フラップといった技術を引き継ぎ、大戦末期に活躍したことに意義があった。

水上写真は後日掲示します。

(2010/12/26)