(1)製作について

部品割りには感動しました。 胴体上部と機首の部品割りは非凡さを感じます。 エンジンのカウリングも翼にモールドされて無いので、 製作過程でグライダーのように美しい機体を楽しめました。 これだけの精度取れるなら着陸フラップも別部品で作って欲しかった。 機体色には自信が持てませんでした。 カーキ色に近いのでは無いかと疑問が残ります。

茶色は難しいですネ  合成をお楽しみ下さい。

(2)雑感

会敵したら逃げるだけの偵察機を戦闘機型に改造したのはB29が飛来する1万mの高度まで上昇できるからであった。 19年6月15日B29が初めて日本に来襲する少し前の5月、改修命令をうけた司偵は機首に20mmと上部に37mm機関砲を装備したタイプを完成し11月には配備 になったという。 20mm装備の乙防戦は75機 37mmも装備した乙+丙防戦は15機作られた。 配備された部隊は 空中戦の戦技も編隊飛行も経験の無い司偵のパイロットで戦技訓練から始めたという。 B29の攻撃は高高度爆撃から始まったが 、夜間の中低高度無差別爆撃、最後は護衛戦闘機を伴う空襲になった。 司偵の改造型が活躍できたのは夜間爆撃までである事は言うまでもない。 

(2001/8/3)