(1)製作について

フジミは11型と22型を共用金型で対処しようと割付されているのですが、風防下の台座と胴体の接着は 綺麗に合わせるのが難しく、接着してヤスリを使うと台座の特徴を損なう恐れが在ります。ご注意を。

(2)雑感

「先頭の嶋崎少佐は、徐々に高度を上げて高度3,000mにした。後続機は前続機のプロペラ過流 をかわすために、わずかに高度差をつけるのである。わたしは第二波のしんがり中隊だから飛行高度が3,500mになった。あたかも階段教室の一番高い最後列の席に座って全般を見おろすように私は、眼下に百数十機の全軍を監督できる位置になって、得意な気分であった。」安倍善朗氏(赤城艦爆隊第2中隊長)。 第2次攻撃隊は進行方向左に第1集団として蒼戦9機・飛戦9機、瑞攻27機・翔攻27機が進行方向右に 第2集団として赤戦9機・加戦9機、蒼爆18機・飛爆18機・加爆27機・赤爆18機が進撃時の隊形を形作った。 安倍氏の”得意な気分であった”の表現に触発され下の合成写真を作ってみました。本番は厳しい訓練の末に平常心が湧いてくるのでしょうね。

(2010/7/18)