(1)製作について

タミヤの1/48晴嵐には親子式フラップが別部品で下がった状態で取り付けられるが、1/72には付いていない。 これでは面白くないのでフラップを切って其れらしく曲げて付けてみました。 動きが感じられて良い雰囲気ですね。(自己満足!)

(2)雑感

「晴嵐」の試作機6、7号機は車輪式降着装置(「彗星」の其れを流用)をもつ陸上機に改造され 、搭乗員の訓練機とされた。なお、この陸上機型は、当初攻撃機として使う計画で、航空機名称付与法に従い「南山」と命名されたとも いわれている。海軍の公式書類では晴嵐は正式採用機扱いにはなっていなかったらしく、昭和20年7月作製された「海軍現用機性能 要目表」でも、名称は”試作晴嵐”のままになっており、陸上機は”試作晴嵐改”とされていた。まあ、試作、増加試作機8機、生産機 20機、合計28機の生産であるからして、陸軍の戦争末期キー102襲撃機など200機も生産、配備されて名前が付かなかったのに 比べればとても幸せです。後世こうやってインジェクションキットにしてもらえるのですから。(キー102は外国メーカーのレジンのみ)

(2008/6/10)