「昭和探求館」その5
―語り継ぐ昭和とは―


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【坂井三郎さんが1994年11月に外国人記者クラブで講演された時のくだりを紹介します。】

 「私はあの戦争で片目を失ったが、何の後悔もしていない。あの戦争は私にいわせれば偉大な戦争だった。たしかに多くの有為な人材が失われた。
たくさんの優れた同僚や部下、彼らがもし生きてあれば、軍籍を離れても数多の才能を発揮して素晴らしい貢献を国家のためになしただろう。
私はそれを信じて疑わない。そうした人材をあの戦争でなくしたことは慚愧の念の一つではあるけれど、しかし、相対的にあの戦争は素晴らしい戦争
だったと私は思う」

「だって皆さん、そうじゃないですか。戦後、国連ができてたくさんの国が誕生して加盟しましたけれど、そのなかに白人の国はいくつありますか。
強いてあげるならユダヤ人のイスラエルでしょうが、ユダヤ人も白人からはずいぶんと差別迫害されてきた。
あとは全部私と同じ肌色の東洋人、もっと色の濃い中近東の人たち、あるいはアフリカの黒人たちで、それぞれに出来・不出来はあっても一国を形成して、
世界全体の趨勢を決めるときの一票を投じる資格を持つに至った.人間として、民族としてついに国家を持った。
これは人類の進歩ではないですか。あの戦争がなければこんなことは起こり得なかったでしょ
う」


空戦記U

何といってもパイロットの空戦記は坂井三郎さん零戦ですよね。
映画化の企画はないのでしょうか?
黒江氏の戦記には英国機が出てきます。海軍とは違う陸軍の戦闘も興味深いです。
新藤常右衛門さんは明治38年生まれです。日本陸軍航空史と共に生きたような方です。

陸軍機も頑張っていたのですが中国の勝ち戦とニューギニア、フィリピンの負け戦は対照的です。
動く戦艦を航空機が沈められる事を証明したマレー航空戦
飛行機は攻撃機の種類により搭乗員気質は違ってくるようです。
練度が高かった時の艦爆隊は80%以上の命中率だった。
水上機も爆弾による攻撃を随分しています。


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